「マルスウイスキーはまずい」という評判を耳にしたことはありませんか?
高級ブランドに比べると価格が手頃なだけに、品質を疑ってしまう気持ちもわかります。
実は飲み方一つで評価が大きく変わるのがマルスウイスキーの特徴なんです。
ストレートでは刺激が強く感じても、ハイボールにすると絶品になる銘柄も少なくありません。
日本のウイスキー史に深く関わる本坊酒造のマルスには、実は日本人の味覚に合わせた独自の魅力があります。
当記事を読めば、マルスウイスキーの本当の楽しみ方と、あなたの好みに合った銘柄の選び方を知ることができますよ!
- マルスウイスキーが「まずい」と言われる理由と真相
- 各銘柄(3&7、ツインアルプス、信州、エクストラなど)の特徴と味わいの違い
- マルスウイスキーを最も美味しく飲める方法とおすすめの飲み方
- 価格帯別のおすすめ銘柄で、コスパの良い一本を見つけられる
- マルスウイスキーの歴史と日本のウイスキー文化における位置づけ
- 自分の好みに合った銘柄の選び方とウイスキー初心者でも楽しめるポイント
マルスウイスキーはまずい?評判を徹底検証

なぜ「まずい」と言われる?
マルスウイスキーがまずいと言われる理由には、いくつかのポイントがあります。
まず一つ目は、価格帯によって品質に差があるということです。
特に安価なシリーズでは、アルコールの刺激が強く感じられることがあります。
例えば、ある方が上司にマルスを勧めたところ、「不味いんで全部捨てた」と言われた経験が語られています。
二つ目に、甘すぎるという印象があることです。
マルスウイスキー信州を評価したレビューでは「ベタッと甘い」と表現されています。
カラメル系の添加物によって色が濃くなっていることも指摘されており、これが甘さの原因の一つかもしれません。
三つ目に、飲み方によって評価が大きく変わるという特徴があります。
ストレートやロックでは「微妙」や「厳しい」と評価される銘柄でも、ハイボールにすると「非常に良いバランス」になるという意見が多いのです。
- 価格が安い銘柄はアルコール刺激が強い
- 甘さが強すぎると感じる人もいる
- 飲み方によって評価が大きく変わる
また、地ウイスキーとしての特性も関係しています。
ブレンデッドウイスキーは原料原産地が複数あり、例えば3&7は「英国製造、米国製造、カナダ製造、国内製造」と表記されています。
このように、さまざまな原酒を混ぜることで独特の味わいが生まれるのです。
さらに、日本の大手メーカーと比較すると違いが目立つ点も挙げられます。
サントリーやニッカの普及品は「飲みやすく優しい味」に作られているのに対し、マルスはより個性的な味わいを持っています。
特に1980年代の「地ウイスキーブーム」の頃は、強いアルコール感や熟成不足感があることも多かったようです。
現在でも一部の銘柄では、同じ傾向が見られます。
最後に大切なのは、「まずい」という表現はあくまで個人の好みの問題だということ。
マルスウイスキーは日本のウイスキー史において重要な位置を占めており、特にハイボールで飲む場合には高い評価を得ています。
味覚は人それぞれなので、自分に合った飲み方や銘柄を見つけることが大切です。
| ストレート | ロック | ハイボール | |
|---|---|---|---|
| 3&7 | アルコール刺激強め | 飲みやすくなる | おすすめ |
| ツインアルプス | バニラ感あり | 甘みが強くなる | ドライでさっぱり |
| 信州 | 甘い | まろやか | キリッとした味わい |
マルスウイスキー信州の評価は?
マルスウイスキー信州は長野県限定で販売されているブレンデッドウイスキーです。
このウイスキーについて多くの人がレビューを残しているので、詳しく見ていきましょう。
マルスウイスキー信州の特徴として、きれいな琥珀色をしていることが挙げられます。
価格は2,000円前後とお手頃で、コストパフォーマンスの良さが評価されています。
香りについては、一般的なウイスキーと比べると控えめだという意見が多いです。
あるブロガーは「香り・風味は他のウイスキーと比べてかなり控えめで、とても飲みやすい」と評価しています。
クセの強いウイスキーが苦手な人や初心者にとっては、この特徴はメリットになりそうです。
味わいについては、軽くてアッサリとした口当たりが特徴です。
「飲み終えたあとも口の中に残る感じが少なく、スッキリとした味わい」というレビューもあります。
食事と合わせやすいので、晩酌用としても人気があるようです。
一方で、批判的な意見も見られます。
あるレビュアーは「やたらと色が濃い」「一言でいうと『甘い』。それもベタッと甘い」と指摘しています。
この甘さについては、カラメル系の添加物が原因ではないかという推測もありました。
- 価格が2,000円前後と手頃
- 香りが控えめで飲みやすい
- 口当たりがスッキリしている
飲み方については、ストレートよりもロックやハイボールでの評価が高い傾向にあります。
特にハイボールにすると「口あたりのよさからキリッとした飲みごたえにかわる」という意見もありました。
甘さが気になる人は冷やして飲むことで、より飲みやすくなるかもしれません。
「ハイボールであれば独特な風味はほぼ感じません」という声も多く、ハイボールにして飲むのがおすすめのようです。
また、マルス信州蒸溜所は長野県上伊那郡宮田村の標高798メートルという高地にあります。
周囲には中央アルプスの山々があり、その環境がウイスキーの風味に影響を与えているという特徴も。
この蒸溜所は見学することもできるので、興味がある方は訪れてみるのも良いでしょう。
総合的に見ると、マルスウイスキー信州は特別な個性を主張するというよりも、日常的に楽しめる親しみやすいウイスキーといえます。
クセのない飲みやすさを求める人には、十分満足できる一本といえるでしょう。
マルスウイスキー3&7の評価は?
マルスウイスキー3&7は、名前の由来が「7年間熟成したモルト原酒と3年間熟成のグレーン原酒とのブレンド」という意味だそうです。
価格は720mlで1,500円前後と、とても手頃な値段で購入できるウイスキーです。
飲み比べをした人によると、3&7の香りはバニラ感が強く、ややウッディーさが感じられるとのこと。
また、原料原産地名として「英国製造、米国製造、カナダ製造、国内製造(グレーンウイスキー)」と表記されており、バーボン系のウイスキーが含まれていることが特徴になっています。
味わいについては、実際に飲んだ人のレビューによると「結構アルコールの刺激がある」という声があります。
ストレートで飲むとちょっと刺激が強く感じるかもしれません。
別のレビューでは「独特の安酒感」という表現も見られました。
- バニラ感が強くウッディーな香り
- アルコールの刺激がやや強め
- 価格が手頃(1,500円前後)
飲み方については、ストレートよりもハイボールで飲むのがおすすめだという意見が多いです。
あるレビュアーは「ハイボールでドライでさっぱりした味わいになる」と評価しています。
また「オーク香がして甘さもあって飲みやすい」というコメントも。
他にも「ジムビーム」などのバーボン好きなら好みに合うかもしれないという指摘もあります。
オーク樽の香りがしっかりと感じられるのが特徴なのでしょう。
公式サイトによると、この3&7はホワイトオークの樽香をきかせたウッディな香りと味わいが楽しめるということです。
マルス信州蒸溜所で作られており、その環境がウイスキーに独特の風味を与えています。
評価は人によって分かれていて、「薄め」という意見もあれば「スッキリしていて飲みやすい」という声もあります。
また、「アルコールの辛みというか刺激も控えめで、ロック・水割り・ハイボールなど色々な飲み方に対応できる」という意見も見られました。
ただ、総合的な評価では「普通に美味しい」「可もなく不可もなく」といった中庸な評価が多いようです。
特に激安で売られているときに購入してみるのが良いという声もありました。
結局のところ、マルスウイスキー3&7は、価格の安さに対して十分な品質を持ったウイスキーと言えるでしょう。
特にハイボールにして飲むと美味しく楽しめるようです。
コスパを重視する方や、日常使いのウイスキーを探している方に適した一本と言えそうです。
ツインアルプスの評価は?
マルスウイスキー ツインアルプスの名前は、マルス信州蒸溜所がある「中央アルプス」と東方の「南アルプス」、二つのアルプスの雄大さをイメージして名付けられました。
価格は750mlで1,500円前後と、お手頃な値段で買える日本産ウイスキーです。
飲み比べをした人のレビューを見ると、香りについては「バニラ感があり、なかなか膨よかである」という評価があります。
複雑な香りはあまりなく、直線的な香りだという声も。
別の評価では「バニラやクッキーのような甘い香りや熟したフルーツのような香り」と表現されていました。
詳しいレビューによると、ツインアルプスの特徴は強めの樽香とオレンジやハチミツのような甘みだそうです。
日本のウイスキーらしく、しっかりと木材の香りや味がするとのこと。
クセがなく飲みやすいブレンデッドという評価が多いようです。
- バニラやハチミツのような甘い香り
- 木材の風味がしっかりある
- クセが少なく飲みやすい
味わいについては、ストレートで飲むと「結構アルコールの刺激がある」という声があります。
バニラ感はあるものの、ストレートでは少し刺激が強く感じるかもしれません。
ロックにすると、「ストレートよりも甘みが少し強くなる」という意見がありますが、「苦味も少し強まり舌に残る」とも。
そのため、ある評価では「どちらかと言えばストレートの方がオススメ」としています。
一方で、ハイボールにするとドライでさっぱりした味わいになるという評価が多いです。
甘みはほぼなくあっさりしているため、食中酒向きとのこと。
ただし、少しだけ舌に残る渋みがあるので、人によっては気になるかもしれません。
総合的な評価では、「少し強めの樽感がありつつも、全体的にはバランスの良いウイスキー」という意見が目立ちます。
特筆すべき個性はあまりないけれど、変なクセもないため、飲みやすいとの声も。
2,000円台のウイスキーとしては「可もなく不可もなく」という評価で、クセがなくあっさりしたウイスキーが好きな人には向いているようです。
別のレビューでは「やわらかな口当たり」で「余韻も穏やかで香りを楽しめる」と書かれていました。
価格を考えると、コスパの良い日常使いのウイスキーとして、ツインアルプスは十分な魅力を持っているようです。
特に、ロックや加水、ハイボールといった飲み方で楽しむとおいしさが引き立つとのこと。
クセのないジャパニーズウイスキーを探している方は、一度試してみる価値がありそうです。
エクストラの評判は?
マルスウイスキー エクストラは、一升瓶に入った珍しいウイスキーとして知られています。
一般的なウイスキーボトルとは違う、日本酒や焼酎のような一升瓶(1.8L)に入っているのが特徴です。
価格は2,500円から3,000円ほどと、容量を考えるとかなりリーズナブル。
この独特の見た目から、「昔懐かしい一升瓶ウイスキー」「地ウイスキーの西の雄」などと呼ばれることもあります。
マルスウイスキーの中でも長い歴史を持っており、公式サイトによると1972年には既に販売されていたという記録が残っているそうです。
- 一升瓶(1.8L)入りのウイスキー
- 価格は2,500〜3,000円ほど
- 長い歴史を持つロングセラー商品
エクストラの味わいについて、実際に飲んだ人のレビューを見てみましょう。
まず香りについては「スモーキーな香り」「さつま芋、栗の甘さ、御手洗団子、醤油ベースの出汁」などと表現されています。
味わいに関しては「さつま芋、栗の甘さ」「オイリー、スモーキー」という意見があります。
また「マルスウイスキーらしい骨太感」があり、「芋っぽい味わいは斬新」という評価も。
ストレートでも楽しめる濃密な味わいだという声もありました。
一方で、独特な機械油のような風味があるという指摘もあります。
この風味は好き嫌いが分かれるかもしれませんが、「まずいわけではない、ふつうにクピクピ飲める不思議さ」とも評されています。
また、飲むタイミングで味わいが変化していくのも面白いポイントのようです。
飲み方については、ハイボールがもっともおすすめという声が多いです。
「ハイボールであれば独特な風味はほぼ感じません」という意見もあります。
公式サイトでも「こだわりのハイボールにもオススメ」と紹介されているほど。
ふるさと納税の返礼品としても人気があり、レビューを見ると「とても飲みやすく、すっきりしたウイスキー」「ハイボールで飲んでるとあっという間に無くなっちゃいました」といった高評価が多いです。
製造過程については、原酒はマルス信州蒸溜所で製造しているモルトウイスキーと海外より調達している様々なモルト原酒及びグレーンウイスキー原酒をブレンドして作られています。
製造場が鹿児島工場になっているのは、一升瓶の瓶詰ラインの関係だそうです。
総合的な評価としては、「コスパ抜群」「飲み過ぎてしまうほど飲みやすい」という意見が多く、日常使いのウイスキーとして支持されているようです。
独特の風味は好みが分かれるものの、その価格と容量を考えると十分に満足できる一本と言えるでしょう。
特にハイボールで楽しむなら、コストパフォーマンスの高さは折り紙付きです。
マルスウイスキーがまずいと思ったら試したい銘柄

マルスとはどんなウイスキー?
マルスウイスキーは、本坊酒造という会社が作っている日本のウイスキーです。
1949年に鹿児島で生まれ、その後山梨を経て、現在は長野県の信州蒸溜所を中心に作られています。
- 1949年創業の日本産ウイスキー
- 本坊酒造が製造
- 現在は長野県の信州蒸溜所が主力
マルスウイスキーの特徴は、日本人好みの飲みやすさを追求していること。
国際的なウイスキーコンテストでも高い評価を受けており、「アイコンズ・オブ・ウイスキー2017」では世界最優秀賞を、「ワールドウイスキーアワード2013」では世界最高賞を受賞したこともあります。
マルスウイスキーの製造場所である信州蒸溜所は、中央アルプス駒ヶ岳山麓の標高798メートルという高地にあります。
冷涼な気候と霧深い環境、そして3000メートル級の山々からの天然ミネラルを含んだ水が、ウイスキーに独特の風味を与えているとのこと。
銘柄によって特徴は異なりますが、全体的にバニラ感が強いという共通点があります。
また、日本的な繊細さとスコッチウイスキーの伝統を融合させた味わいも特徴的です。
マルスウイスキーには様々な種類があり、主なものには以下のようなシリーズがあります:
- 信州:長野県限定のブレンデッドウイスキー
- 3&7:7年熟成モルトと3年熟成グレーンのブレンド
- ツインアルプス:中央アルプスと南アルプスをイメージした商品
- エクストラ:一升瓶で販売されるロングセラー
- 岩井トラディション:創業者への敬意を込めた銘柄
- 駒ヶ岳:シングルモルトの高級ライン
価格帯は比較的リーズナブルで、手頃な価格のブレンデッドウイスキーから、高級なシングルモルトまで幅広く展開しています。
一般的に2,000円以下のものから、限定品では1万円を超えるものまであります。
飲み方については、多くの銘柄がハイボールとの相性が良いとされています。
ストレートだとアルコールの刺激が強く感じられる銘柄もありますが、氷で冷やしたり炭酸で割ったりすることで、飲みやすくなると評価されています。
マルスウイスキーの歴史的背景も興味深いものがあります。
実はマルスウイスキーは「地ウイスキー」として知られていた時代があり、「北のチェリー、東の東亜、西のマルス」と並び称されていました。
特に一升瓶で販売されていたエクストラは、昔ながらの日本のウイスキー文化を今に伝えています。
総合的に見ると、マルスウイスキーは日本の風土と伝統を生かした独自のウイスキーブランドといえるでしょう。
価格の手頃さと飲みやすさを重視する人にとっては、日常使いのウイスキーとして十分な魅力を持っています。
特にハイボールで楽しむなら、コストパフォーマンスの高さも魅力です。
マルスウイスキーを作った人とは?
マルスウイスキーの生みの親は、岩井喜一郎という人物です。
彼はアルコール精製技術の専門家として知られていました。
実は、日本のウイスキー業界に大きな影響を与えた重要人物なのです。
岩井喜一郎の最も重要な功績は、日本人として初めてウイスキー造りを本格的に学ぶ人材をスコットランドへ送り出したことです。
その人物こそ、後にニッカウヰスキーを創業することになる竹鶴政孝でした。
当時、岩井は竹鶴の上司にあたる立場でした。
竹鶴がスコットランドで学んできた内容は「竹鶴ノート」と呼ばれる報告書にまとめられています。
この貴重な資料をもとに、岩井は日本でのウイスキー製造に取り組んだのです。
岩井喜一郎がいなければ、今の日本のウイスキーの発展はなかったかもしれないとも言われています。
それほど彼の存在は日本のウイスキー史において重要だったのです。
本坊酒造の顧問に就任した岩井は、ウイスキー部門の計画を任されました。
彼は竹鶴氏の「ウイスキー実習報告書」と自らの専門知識を組み合わせて、工場設計と製造指導に取り組みました。
こうして誕生したのが「マルスウイスキー」です。
岩井が設計したポットスチル(蒸留釜)は、現在もマルス駒ヶ岳蒸溜所で稼働しています。
初代ポットスチルは展示されており、マルスウイスキーの歴史を物語る重要な遺産となっています。
岩井への感謝と尊敬の気持ちを込めて、本坊酒造は「岩井トラディション」というブレンデッドウイスキーを作りました。
この銘柄は、岩井式ポットスチルの稼働から半世紀以上が経った今も、彼の功績を称える意味を持っています。
- 竹鶴政孝をスコットランドに送り出した
- 「竹鶴ノート」をもとにウイスキー製造
- 岩井式ポットスチルは今も使われている
ちなみに、「岩井トラディション」は現在も販売店限定のウイスキーとして販売されており、複雑な心地良い香りと柔らかくもしっかりしたボディが特徴です。
熟成香も感じられ、上品で重厚な味わいに仕上がっています。
マルスウイスキーが今日まで続いているのは、岩井の情熱とビジョンがあったからこそです。
彼の功績は、日本のウイスキー業界全体の発展にも大きく貢献しました。
岩井喜一郎という人物がいなければ、今日の日本のウイスキーは全く違った姿になっていたかもしれません。
そういう意味で、彼はまさに日本のウイスキー界の立役者と言えるでしょう。
| 役割 | 主な功績 | 関連銘柄 | |
|---|---|---|---|
| 岩井喜一郎 | マルスウイスキーの生みの親 | 竹鶴政孝をスコットランドへ派遣 | 岩井トラディション |
| 竹鶴政孝 | 岩井の部下 | 「竹鶴ノート」の作成 | – |
| 岩井式ポットスチル | 蒸留釜 | マルス駒ヶ岳蒸溜所で現在も稼働中 | – |
| 本坊酒造 | 製造会社 | 1949年にウイスキー製造免許取得 | マルスウイスキー全般 |
駒ヶ岳の特徴は?
マルスウイスキー駒ヶ岳は、本坊酒造のシングルモルトシリーズであり、マルスウイスキーの中でも最高級に位置づけられているウイスキーです。
長野県で唯一のウイスキー蒸留所「マルス信州蒸溜所」のモルト原酒のみを使用している点が特徴です。
シングルモルト駒ヶ岳は、中央アルプス駒ヶ岳山麓の標高798メートルという高地にある蒸留所で作られています。
仕込水は地下120メートルから汲み上げた硬度30ppm以下の軟水を使用し、冷涼な気候と相まってウイスキー造りの理想的な環境となっています。
この蒸留所の蒸留器は、ニッカウヰスキーの創業者である竹鶴政孝さんがスコットランド留学中に作成したレポート(通称「竹鶴ノート」)を参考に設計されました。
そのため、竹鶴さんが間接的に開設に関わった蒸留所とも言われています。
- 年に一度の限定品として発売される
- 標高798メートルの高地で製造
- 竹鶴政孝のノートを参考に設計された蒸留器を使用
駒ヶ岳シリーズの特徴として、毎年「エディション」として限定発売されることが挙げられます。
例えば「駒ヶ岳2023エディション」は、バーボンバレルで熟成させた原酒を主体に、シェリーカスクとポートカスク熟成原酒でアクセントをつけた2023年限定のシングルモルトウイスキーです。
味わいについては、「黄色い柑橘系の香りとウッディな趣」「トロピカルな甘みと酸」「複雑な後口へとつながる渋みとコク」などと表現されています。
ロックで飲むと甘味がぐっと増して複雑なコク旨味も楽しめるという評価もあります。
価格は、一般的なマルスウイスキーの他のシリーズと比べると高めで、8,000円〜10,000円程度。
限定品であり、マニア垂涎の一本となっています。
実は駒ヶ岳シリーズは過去に19種類もの銘柄が生産終了になっています。
これらの中には「シングルカスク駒ヶ岳2012」「シングルモルト駒ヶ岳27年」「シングルモルト駒ヶ岳1986 30年シェリーカスク」など、長期熟成の希少なものも含まれていました。
レビューを見ると、「駒ヶ岳シリーズは竜胆から毎年購入していますが、今年の駒ヶ岳はバランスが良いように感じます」「特に何かが突出している感じもなく、甘く感じる時もあれば、渋みというか苦味というかを感じることもあって、何か楽しい感じです」といった高評価が見られます。
また、駒ヶ岳シリーズには「THE REVIVAL2011」という、マルス信州蒸留所の復活記念ボトルも存在しました。
2011年に19年ぶりに蒸留所が再稼働したことを記念して作られたこの銘柄は、マルスウイスキーの新たな歴史の幕開けを象徴するものとなりました。
マルスウイスキー駒ヶ岳は、日本が誇る高品質なシングルモルトとして、ウイスキーファンから高い支持を得ています。
限定品という希少性も相まって、年度末のギフトや自分へのご褒美として人気の一本と言えるでしょう。
| 価格帯 | 特徴 | おすすめの飲み方 | |
|---|---|---|---|
| 岩井トラディション | 2,200円前後 | 複雑な心地良い香り | ストレート・ロック |
| 3&7 | 1,500円前後 | バニラ感が強い | ハイボール |
| 越百(コスモ) | 4,000円前後 | ハチミツやキャラメルの甘い香り | ロック・和食と合わせて |
| エクストラ | 2,500〜3,000円(1.8L) | 一升瓶の大容量 | ハイボール |
| 駒ヶ岳 | 8,000〜10,000円 | 限定品のシングルモルト | ロック |
マルスウイスキー:コスモってどんな銘柄?
マルスウイスキー コスモは、マルスウイスキーシリーズの中でも特に注目すべき銘柄の一つです。
正式名称は「マルス モルテージ 越百(こすも)」といい、「越百」という名前には中央アルプスの山のひとつである「越百山」に由来しています。
「コスモ」というニックネームは「越百」の読み方である「こすも」から来ており、その名前にふさわしく、宇宙を連想させるボトルデザインが特徴です。
中央アルプス山麓にあるマルス信州蒸留所から見える夜空をイメージしたデザインになっています。
このウイスキーはブレンデッドモルトウイスキーに分類され、複数の種類が異なるモルト原酒を合わせて造られています。
使用される原酒は、本坊酒造が保有するマルス信州蒸留所で造られるモルト原酒に加え、イギリスで造られたモルト原酒が複数使用されていますが、蒸留所名や使用割合等の詳細は公表されていません。
味わいについては、ハチミツやキャラメルを連想させる甘い香りにほのかなスモーキーさと熟した果実の香りが広がります。
口当たりはやわらかで優しい余韻を感じることができると評価されています。
- 複数種類のモルト原酒をブレンド
- 宇宙をイメージしたボトルデザイン
- ハチミツやキャラメルを思わせる甘い香り
より詳しいテイスティングレポートによれば、ノンエイジながらもアルコールの刺激が少なく、マイルドな仕上がりになっているそうです。
特徴的なのは、ブドウを思わせるような芳醇でフルーティな甘さがあることです。
ただし、しつこい甘さではなく、フィニッシュはビターで、ピートが全体を締めてくれます。
飲み方としては、ストレート、ロック、ハイボールあたりが飲みやすいという評価がありますが、特にロックやハイボールが食事と合わせやすいようです。
実際に飲んだ人のレビューには「昔、お店で食べた、すき焼きと合わせて飲む本銘柄は格別に美味しかった」という感想もあり、和食との相性の良さがうかがえます。
価格は700mlで4,000円前後とマルスウイスキーの中では中級クラスの価格帯ですが、その品質を考えると納得できる値段と言えるでしょう。
料亭などでも採用されていることがあるなど、日本の風土で日本人に合ったウイスキー造りに尽力した成果がしっかりと感じられる一本となっています。
総合的に見ると、マルスウイスキー コスモ(越百)は、単体で楽しむのはもちろん、繊細な和食と合わせても楽しめる、バランスの取れた奥深い味わいを持つウイスキーと言えるでしょう。
サントリーやニッカのウイスキーとはまた違った魅力を持った、日本が誇る銘柄の一つです。
マルスウイスキーは本当にまずい?ハイボールで激変する驚きの味わい:まとめ
「マルスウイスキーはまずい」と言われる理由には、いくつかの要因があります。
安価なシリーズではアルコールの刺激が強く、「ベタッと甘い」という印象も。
しかし、飲み方を変えると評価が大きく変わります。
ストレートやロックでは「微妙」と感じる銘柄も、ハイボールにすると非常に良いバランスになることが多いのです。
マルスウイスキーの特徴は日本人好みの飲みやすさ。
3&7、ツインアルプス、信州、エクストラといった手頃な価格帯の銘柄から、駒ヶ岳などの高級シリーズまで幅広く展開しています。
一升瓶シリーズはコスパ抜群で地ウイスキーの文化を今に伝える存在。
マルスは竹鶴政孝を育てた岩井喜一郎が生みの親という歴史的背景も持っています。
まずいと感じる場合も、飲み方を工夫すれば、その個性的な風味を楽しめるでしょう。




